遺伝性の薄毛はどうにもならない?

私は30歳代前半の男性です。私の髪は20歳代後半から薄くなり始めてしまったため、現在育毛に取り組んでいます。私はAGA専門クリニックの医師より「男性型脱毛症の可能性が高い」という診断が下されています。

男性型脱毛症は、男性ホルモンの分泌と遺伝によるものが大きな原因を占めています。男性ホルモンは男性であればだれでも分泌されているものでどうしようもありません。この分泌を止める、あるいは無効化する薬も無いわけではないのでしょうが、男性不妊の原因となったり、重篤な副作用の原因にもなり得るので絶対に安易に手を出してはいけません。

また、遺伝については、よく母方の祖父が薄毛要因であると言われています。ここでそのことについては詳細に触れませんが、いずれにしても自分でどうにかできるものではありません。このように、男性型脱毛症の原因は個人ではどうしようもないことがほとんどなのです。

では絶対にどうしようもないかというと、そうでもありません。男性型脱毛症の原因は以上の2つが大きなものを占めているのは間違いありませんが、それ以外にも薄毛を助長する要因はあります。

専門医に聞いた話によると、この2つ以外に大きいのが生活習慣の要因です。

具体的には、喫煙習慣の有無、睡眠時間の質と長さ、運動の習慣です。まず、喫煙についてです。タバコに含まれるニコチンは血管収縮作用を持っています。なので、喫煙を頻繁にしている方は血管が頻繁に収縮しているということであり、頭皮の血行不良につながります。

頭皮の血行不良が常態となっていると、当然血管の末端まで血液が行き渡らず、栄養不足となり、その結果薄毛となってしまうのだそうです。

また、睡眠については、その質と時間が問題になります。ヒトの成長ホルモンなど育毛に重要な役割を果たすホルモンの分泌は、夜10時から翌午前2時くらいが最も盛んになるそうです。

ですので、この時間帯に就寝していることが重要なのです。たとえば、一日に7時間の睡眠時間を取るとしても、深夜1時から8時まで就寝しても、育毛効果は小さいと言えます。最後の運動習慣についても、喫煙習慣と同様に血行と代謝の問題になります。

運動せず、血行が悪い状態が続くと、基礎代謝も低下し、その結果頭皮に必要な栄養も十分にまわらなくなってしまうのだそうです。また、一日にまとめて長時間運動するよりも、毎日短時間運動するようにした方が効果的であるそうで、私もクリニックを受診後、通勤の一部を電車から徒歩に切り替えました。

男性型脱毛症の2大原因はなかなか改善が難しいですが、それ以外の要因は努力によって改善することができますので、皆さんもお試しください。